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Channel: 上田クライマーズクラブⅡブログ
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ボルダリング科学的トレーニング4

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体の軽さは重力に逆らう行為に
於いて最強の武器

クライマーの体は BMI 20 以下

BMI が 1 違うだけで

同じ時間で

成長 3倍
怪我のリスクは 5分の1


身長175cm以上で

BMI 20 以下はレジェンドの10年が3年
19 以下はレジェンドの20年でさえ5年
以下で到達する可能性がある

それだけ

リーチと体重は
クライミング特に
純粋な困難の追及が
要求されるボルダリング
に大きな影響を与える

強い意志とテクニックで
BMI 20 以下に維持するか?

「どんなに食べても太らない」
というラッキーな体質か?

このどちらかに属さないと
上級者にはまず到達しない


重量級でも
強いクライマーもいるが
例外の中の例外
常人を何十倍も上回る
圧倒的な努力が必要

体が軽い事は

それだけ少ない努力と
少ない怪我のリスクで済む

同身長
同筋力
同経験値で
3kgの体重差

一度ついてしまった差は
1年位では追いつけない


今わからないのは、そのレベル

いずれ、死ぬほど読み返す
時がくるから(笑)

の4回目


ファスティングは
ある人にとっては
とても簡単で、たとえ
それが一週間でも20日でも
体内スイッチをONに
出来できれば快適

まぁ
怠惰に甘えた生活に
体が慣れていると
ONにする事自体が
強烈な核心

「お腹が空いて眠れない」

これ…

骨の芯まで染み付いた
甘えた生活の証拠

本来、

「空腹」の方が睡眠の導入も質も
圧倒的に良い

断食は、概ね最初の
36時間でONに切り替わる

この36時間は軽い試練

ちょっとした覚悟か
ネガティブサプライズ(失恋など)

あれば導入し易い


クライマーがダイエットで
最大限に留意しなくてはならない
事が一つ

それは

知識の浅いダイエットは

直近で獲得した、
※最新のチカラ※

から分解される事



それでは!!!!!


カラダの仕組みを基本から
基本を知らないとこの先の話がわからない

まさに、猫にテポドン

特別にわかりやすく!




「空腹」と「食欲」は別物

胃の中が空っぽになった事を
空腹と言います

凄まじくお腹がすいた時
おにぎり三個食べれば
とりあえず落ち着く

として

同量のもやしを食べても
まったく満たされない

これが

「食欲」


クライマーはその辺のシステムを
よく理解して「食欲」なんぞ
超越してナンボ


ギュリッヒ曰く
「クライマーは一般人から見て
奇想天外の行為をサラッと
こなせなくてはならない」

まぁ
キテレツに見えても
結構タネはあるもんで
こっち側に着てみれば
意外と大した事無い

SASUKEなんぞ15年前から凄いと思った事が無い
最近は結構すごいけど3rdね

さて

脳は血糖をエネルギーにしているので

断食で血糖値が下がると

「ち~が~う~だろ~!!くえ~~!」
と囁いてくる

それでも強い意志で
断食を継続すると

とりあえず

脂肪と筋肉を分解して
エネルギーとして代用する

脳は断食(糖質がない)と

※飢餓状態※と判断して

生命維持モード
エマージェンシーモードに変化する

ちょっと前に流行った
ケトン体ダイエットってのは
食事をローカーボにする事で

血糖値を上げない食べ物だけを
とる事で、脳に飢餓状態と
※勘違い※をさせ

「脂肪をケトン体に変えろ」
「ケトン体をエネルギーにせよ」
と命令させる

エマージェンシーモードを
巧みに利用したダイエットね

このモードの利点は

脂肪がエネルギーとして消費される率が
通常モードよりも圧倒的に早いという点

だから、同じ時間でも
同じ運動をしても
エマージェンシーモード
である方が脂肪が燃える

欠点は筋肉グリコーゲンが
枯渇したままで回復しないから糖を
エネルギーとする無酸素運動ができない

ハイ!

当たり前の話だけど
ボルダリングは何運動?




正解は??




無酸素運動!!(正解率100%)




ボルダリングで有酸素運動になるのは
最大筋力の15~20%以下で登る事

もしくは

2割以下のチカラでホールドを持つ
(壁の中にいる)事


この数値でピンとくれば
有酸素運動なんたるや??

をしっかりと理解してる


つまり


2割以下の出力で登れる
そのレベルのルートは
一日中壁の中にいても疲れない

もしくは

ハードなムーブの中にあっても
2割以下の出力で持てる
そのホールドにさえ到達できれば
完全回復できるという数値

という訳で

「困難の追及」と定義される
ボルダリングは無酸素運動になる。

だから
ボルダリングがヘボなら他のジャンルの
クライミングもヘボって根拠はコレ
って事まで気が付けたらエライ

初心者レベルではだめ
中級者に近い初級者レベルになるとわかる


やれ

ローカーボダイエットだ…

低GI値うんぬん…

ハイハイ!凄い凄い!

ちゃんとやってる人
見たこたない


浅~~い知識でしかも
その経験すらも薄いと

常に限界プッシュを
要求されるボルダリング
には致命的な欠点

「くらえ!俺の超必殺のハイパワー!」

のはずが

「あれ??チカラが出ない…抜ける…」

おそまつな結果になる

モチロン、一般の生活の中では
ローカーボでも
問題は生じないが、アスリートは
それではお話にならない

アスリート?
そんなつもりでやってない?

じゃあ
アスリートの定義ね。

これは競技・種目、云々ではなくて
自己の限界をプッシュしてる?か否か?

ただ

ゲレンデ滑り降りてるだけの
週末スキーやボードはレジャーであって

SP大回転とかで0.01を削る為に行うソレと

似て非なる物

ボルダリングなんて楽しむレベルでいいや!

っと強がっても

気が付けば、女の子より弱い
お爺さんより弱い

くそ!と思ったら

既に限界プッシュを始めているのだよ(笑)

これが不思議と己ズと
限界プッシュせざるを得ないから
ボルダリングはやるだけでアスリートに属す

(田舎じゃ、ヘボな指導者っていう進路もあるけど)


ちょっと脱線したが

「アレ… チカラが抜ける…」

問題は本人が
その知識の欠如で

ボルダリングに於ける
進化と退化
行ったり来たりを

続けてて
それにすら気が付かない事
中途半端なダイエットを
かじってる状況

生兵法は大怪我の基


「そんなん当たり前だろ!」

まぁ、クライマーなら12年前から

当然いわずもがな

ここの記事は

2世クライマー以外で
素人クライマー向けなので…


しかし
これは基礎知識で
誰でも知っている

ここから!


知識無く一時の衝動で

断食
ローカボダイエット
低GI値ダイエット

なんか始めてしまうと

最初の1.5日程度の短期間を待たずに


直近に獲得した最新のチカラ(筋力)

糖質

脂肪・筋力

という
分解現象が起きる


まぁ正確に言えば

糖質
↓(糖新生)
ちょっと筋肉
↓(ケトーシス)
脂肪
↓(糖新生)
ガチ筋肉

だから間違いでは無いのだが

これはクライマーならではの
経験則かもしれないが


これは重要

ココだけ
知識を得ただけでも

読んだ価値があったね

理屈は説明しないから
わからなくてもフレーズだけ覚えればOK

※直近で獲得した最新のチカラから分解※



前の記事だが

怪我をした時

「安静」「アイシング」
この程度は誰でも言える事

例えば
「私はその怪我の経験は無いが
私がオペすれば2週間後に全回する」

と言い切れないなら黙っとけ

ってなもんで

アイシングと安静は誰でも言える

ましてや

怪我の状況説明での
知識の披露は不要

例えば

大地震の後、東大の名誉教授が
TVで「今回は横揺れで…」

との、おなじみのムーブのアレ

いつも思うが
それ…学生でもできるわ…

教授だろ?
東大名誉教授だろ?

10回に1回で良いから
大地震の発生を震源地の
特定から発生日を
的中させるのが
東大名誉教授としての仕事



結局、一度もできないなら

少なくとも※名誉※は不要かと…


だから

それを乗り越えた
経験値のある意見が必要


なまじ知識があると
経験者のアドバイスの
価値を薄める

前回の

「乗り越えないとならない痛みっ」
てのは、そんなに容易い物ではない

文字通り乗り越えろ!

これを
出来るかどうかが?

ここで再三でるフレーズ「人間力」

「痛い」と思って力を抜くんじゃない
「もっと痛くなってみろ」と思って
逆に力を込めろ

これが時には唯一の正解場合がある





ダイエット講釈に戻るが

ここがライザップなどと
強烈に違う点で

170cm67kg以上の、弛んだ
いわゆるデブを見た目が
良い体にするだけなら

本来は

最初の2週間くらいは
ビタミンとミネラルのみを
液体で与えたファスティング
が本筋だろうが

高額の指導料を取っているから
タダの飢餓ではクレームの嵐

いずれにせよ
信頼してもらわないと効果も半減

まず、ローカボを徹底させて
エマージェンシーモードにしといて

から

ローカーボ&ハイファット(微調整)で
量より質のハード筋トレさせれば良い

しかし


ここで言う
クライマーの獲得した
※最新の獲得したチカラ※
ってのは

恐らく、その人間の
これまでの人生の最大出力

いわば

筋力ピラミッドの先端
頂点の一部分の事で

この先端部分の筋力は

は経験上

ライザップの広告のような
視認できる筋肉になってない

まして

そのチカラを苦労して
獲得した物

であれば
簡単に失ってしまえば

Nでアクセル全開
していると亦同じ

ガソリンの無駄遣い

「アれっ?…
こないだやっと…
楽勝に登るまでに
もっていったのに
こんな序盤で力が抜けちゃう…」

ココだけは
抑えておかないと
行ったり来たり

自滅的連鎖

出来たハズができない
(その理由に気が付けないと)

出来たイメージで強引に
ムーブを起こす
(できるハズのマインドから抜け出ない)

(筋力が弱体化が原因であるなら)
指・関節は支障を起こす

そもそもTRYできなくなる

そしてTRYしなくなる

といった自滅スパイラル


だから
完全な断食
もしくは、経験の浅い
ローカボダイエットは
話にならない

「え!でも、プロテインと
野菜だけは大量に摂取してます」

っという断食も失敗の原因

なのは

ココまで理解してれば
大丈夫ね?


プロテインは筋肉の源で
すぐエネルギーにならない

ローカーボや
ファスティングでは

エネルギーが無いから
筋肉が分解されるわけで

プロテインだけ摂ってても
筋肉が生成される前に筋肉分解されるわ!

ってこと

分解速度で言えば
分解は構築の10倍以上速いような体感


クライミングは前述の通り

BMI 20 以下

やせなきゃならん
しかし
チカラを落としてもならん

なんとも、諸刃の状況

自信も体重が規定より上回ってる場合は
禁止しているトレーニングがいくつかある
メトリウスキャンパスラングSでの
(中指薬指の2本ラダー)など

ボルダリングが本当に成長する為の
トレーニングや課題っていうのは
グレイドが上がるほど
怪我のリスクも比例する

逆に言うと

リスクが無いような課題を
登っていても成長しない

危険なホールドを取りに行く場合の
自己のマインドは以下の5つ

1 恐らく怪我する
2 ギリギリ怪我をしないか?
3 凡ミスさえしなければたぶん怪我をしない
4 今日なら怪我するわけがない!
5 もう完全に乗り越えた!これで怪我をするほど弱くない

少なくとも3でないとやらない。
それをコントロールするのは
クライマーの自己責任

「ワタシ…そこまで
ボルダリングやるつもりないから…」

と思った初心者!

また戻っておいで(笑)

この先

60でボルダを初めて70で初段一撃した爺さん
35で初めて44で5段登るイカしたクライマーや
小学校の女の子が2段3段登る現実を知る

その上で
ボルダリングを続けていれば

ここで言わんとしている事とは
何のことか?追及したくなる、

本当に強い人間ほど尚更。

それがボルダリングの魔力

ははは


ってなわけで自己管理能力
コントロールは前回の通り

さて

そこで
クライマーならではの

TKD(Targeted ketogenic Diet)

ってのが提唱され

これすらを改良した
CKDってのが実践されてきた訳


TKDは、基本

普段からケトーシスにしておいて
運動する(前)と(後)限定で糖質を摂る

これには(前)と(後)と二つの考え方が
あるようだが個人的には両方がベスト

もちろんこれは、
その糖の摂取量と質をしっかり
管理できていることが前提

(前)は最重要

やはり

糖が無いと
筋肉グリコーゲンが枯渇しいて
「あれ?…チカラ抜ける…」
これは避ける

チカラが抜けると感じる場合
体は次のどちらかの状況

A エンプティ間際でチカラが出ないのか?

B 既に筋力を分解し始めているのか?

2つの場合

どちらも避ける

だから(前)に糖と脂肪の摂取は命

この場合、

一時的にケトーシスから抜け出る
が※すぐ戻る※

この絶妙な量が核心

スパーデリケート、もちろん
基本は、お腹が満たされません
(ここについては、今日はやる日だ!
とアドレナリンを爆発させる
クライマーなら問題ないかと)

ただし強烈な空腹感は?

YES! 

最初の筋肉分解が始まる

そんな訳で

最低レベルの対策は、

マルトデキストリン(MD)を取る
チビチビ取りながら登る(水に溶かすだけ)
これは空腹を感じて登るのが当たり
前のクライマーには
常に要求される

しかし、(MD)には
筋肉分解を遅行させている程度
だとの意識が必要
MDはBCAA同じくらいに重要

※実際は運動の○○分前に
糖を食材として食べた方が良い※

食事には
空腹・食欲を満たすだけでなく
「心」を満たすってのもある訳

ステーキの脂身を食べた時の「アレ」ね


じゃあクライマーはいつも
サプリ漬けで飢えてるのか?

って言うとそうではないのですね
サプリは

時に、主であるが基本は補助

むしろ知識と経験の浅い
下手なダイエッターが

「絶対食べない」物を
信じられない組み合わせで
平気で寝る前とかに食べてます


ただこれには
知識だけでなく
何百と言うTry&error
実際の経験で知り得た物

食べ物と摂取する時間がある

体は重くならず・
最短距離でエネルギーや
回復に使用され

運動後、体は速やかにケトーシスに戻る
ついでに消化も良いから睡眠導入もよく
当然「心」を満たしてくれる美味しい

もう一回いっておこう
体重把握した上でトレーニングや課題を
プランニングするクライマーの意識から
厳しく見ても、体が重くならない

脂肪と糖のバランスがまさにGOD

SEIYUにも普通に100円以下で
売ってる魔法の食べ物
そんなのを運動○○分前や
寝る前に食べる



まぁ、それはヒミツ

いつもジムではサラッと教えてるけど
何人しっかり理解できているか(笑)

そして運動の(後)だが

ブドウ糖

これが無いと、筋肉グリコーゲンが回復しない
プロテインだけで良いと思ってる



まさに筋肉バカ以下
チカラを付けたいと言っても
バカでは話にならん

まぁ、プロテインにも糖が入ってるから
「通常の5倍飲んでます!」
「痛風なんて代謝で殺してみせます」とか
笑顔で話すラストサムライも嫌いじゃないけど…


とりあえず、しっかり使った体は
ブドウ糖が無いと
効率よく回復・再生されない

しかし

それにも弊害があり

筋肉グリコーゲンが満タンなると
脂肪が分解されにくい

っという欠点があるから

これまた

摂取量がデリケート

経験が必要な訳

仮にローカボ&ローファット
だって消費と摂取の収支が+に
なれば当然デブになる事も付け加える



ただ

断食自体は
体を整える圧倒的効果があり

それを体が知るという意味で
非常に大切

ファスティングがもたらす
体と意識の変化を
知っていると今後の話が
とても理解しやすい


分解されても
落込む事は無いほど
大した筋力もない
初期の頃(ボルダー1級以下)に
ファスティングをやっとくと良い
のは間違いない

※ファスティングからダイエットを
考えると理解がより深まり成功しやすい※

痩せれば力も落ちる

痩せなきゃ大して登れない

この相反する中で
立ち回れるか?


現状の力を維持&向上させつつ
BMI 20以下まで痩せられるか?

フルマラソンなんかのエンデュランス系
は練習・試合前には脂肪と糖をがっつ!
と摂っておけばOK的な所がそもそも楽

クライマーは

長いルートはエンデュランス
短いハードルートはパワーエンデュランス
が基本でありながらも

短い数手のボルダーの中には
エネルギーの貯蓄すらマイナス
「1gでも軽くしろ!唾を吐け唾を!」
と言われるほど体の軽さのみを要求されたり

そんな核心がエンデュランスのルートの
中(地上8M)に出現したり

と千変万化するからテクニックが必要


体は軽く、エンデュランス(脂肪・糖)
パワーエンデュランス
どちらのルートでもエンプティにならない
ようにしておきながらも
ハードなショートボルダーの際には
一時的に最軽量にもっていける
対応できる準備もしておく

という

なんともハイレベルな要求をされる

だから
「自分は代謝がいいのでどんなに食べても
太らないのです、175cm58kg坩焚爾琶僂錣蠅泙擦鵝

そんな体は

クライミングの神に
愛されている

そんな人はすぐ連絡してくれ
一年で三段登れるようにしてあげるから

まぁ30人に1人の逸材は
ともかく

一般人は

痩せて
力も落とさず
体も回復する
しかも
進化までさせる

そんな食生活ってなに?
ってな事が今回の究極の問題



さて
ここからです

改良版 CKD 

そんな意識高めの日々の中でも

たとえば

今日チカラがミナぎる!!!!!
恐ろしい程、体が軽い!!!!
負ける気がしない!!!

どうやって?
この日を意図的に作るか?


以前の記事

※停滞※
にも通ずる話


人間の体は
マイナスな負荷も
プラスの負荷も


一定の期間経過で慣れてしまう
人間の持つ偉大な適応力の神秘


これを利用してる?? の巻



っと思ったがこの続きは 

次回


飛び込め滝へ!
沢(シャワークライミング)と
海(素潜り)

の夏がすぐそこ

この気温と湿度がクライマーに
最高の天然の負荷を与えてれる!
と考えれば梅雨のトレーニングは悪くない

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